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【  2020年09月  】 

しとどに交わる想いは雨 その4

小説

2020.09.30 (Wed)

 どうにか、ふたりして自宅に到着することができた。水を吸って、重くなった衣服を着用しながら走るのは、ぞんがい大変だった。一度エントランスで足を止めても良かったが、成人男性ふたり、それも目立つ部類の男たちが、そこを占領しているわけにもいかない。軽く水滴を落とすにとどまり、さっさとエレベーターで上る。要はその間、黙ってついてきていた。雨でべたついた手で鍵を開け、玄関に流れ込む。要はすぐに入ってこなかった...全文を読む

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しとどに交わる想いは雨 その3

小説

2020.09.28 (Mon)

 いくらか逡巡したものの、要も寒さを感じていたため、すみませんと断って風呂場に足をむけた。それを悠一が呼び止める。「着替えはどうする?」「これ、着れますかね」「冗談だろう。貸す…と言いたいところだが」「ですよね…」これ、と言いながら着ている服をつまむ。多分に水を吸ったそれは、べっとりと要の体に張り付いていた。マンションに辿り着いた時点で、念入りに絞ってきたが、いつ足元を濡らしてもおかしくない。もう一度...全文を読む

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しとどに交わる想いは雨 その2

小説

2020.09.26 (Sat)

 悠一のマンションに駆け込んだ頃には、ふたりしてびしょぬれだった。そりゃそうだろう。あの雨量で濡れずに済むには、傘一本では無謀で、触れた瞬間蒸気に変えられるほど体温が高い、くらいしか思いつかない。そんなことよりだ。玄関にたどり着いたとたん、要は、折れた膝に手をついて荒い呼吸を繰り返す。悠一の家までさして距離はなかったはずなのに、日ごろの運動不足がたたった。しんどすぎる。おかげで文句を挟むこともできな...全文を読む

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しとどに交わる想いは雨 その1

小説

2020.09.24 (Thu)

 リクエストにていただきました、要と宮センパイのお話です。出会いや仲良くなっていく過程は本編できちんと描く予定なので、今回は、遭遇LINEの直後を切り取りました。イメージは、出会ってから数か月経ち、何度か会話はしたけれど、要はまだ完全にビビってる。宮センパイも「何だこの変わった生き物」くらいの認識。ふたりの雰囲気を感じていただけたらと思います。*****外は雨だった。宮悠一は、地面をけたたましく叩く音を...全文を読む

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落書き 宮センパイ

落書き

2020.09.22 (Tue)

 強面堅物天然ジゴロ先輩(あだ名の渋滞)宮センパイは、智紀と同じく髪型&髪色チェンジ組です。基本のカラーは、若干暗めの茶髪。流行色にまるっと染める智紀と違い、インナーカラーとかメッシュで遊ぶ人。まあ派手というのは一緒ですね(・∀・)そして今週から、リクエストの要とのお話を載せます。完成できてよかった~~!楽しんでいただけると嬉しいです。あと、がんばったので、褒めてもらえると嬉しいです(ノ∀`笑)...全文を読む

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手紙のゆくえ

長編*

2020.09.21 (Mon)

 ひとつ、話に区切りがついたので、ふたりしてソファに腰かけた。左隣の秀治はスマホを取り出す。へーめずらしいとなんとなしにその姿を視界におさめる。正面だと男前が先行しすぎる顔立ちは、横からだと、長いまつげと厚めの唇が強調されて、すこし中性的な印象になる。やわらかい、というか。もちろん、少しでも視線を下げたら筋肉質な体つきが目に飛び込むのだが。(どちらにしても、イケメティックぱわー、フルチャージだな)口...全文を読む

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自分のため、戦う

長編*

2020.09.19 (Sat)

 視点ぐるぐるで申し訳ない…!智紀目線です。*****「忘れてた」「なに?」切り出しておいて、じっと視線をそそがれたら言葉につまる。けど、これは伝えなければいけない。智紀は一呼吸おいて、きちんと見つめ返した。「ありがとう」秀治は何度かまばたきをして、にっこり笑ってくれた。ああ、と頷いて手を伸ばす。ぽんと頭の上に着地して髪をまぜる。その手と見つめ合う瞳はあまりに甘やかで。言いようのない充実感は、これまでにな...全文を読む

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ネコ日記と母の一言

未分類

2020.09.17 (Thu)

 最近のネコ。よく落ちてる。日中は、暑すぎてよくネコが落ちてます。それも人がよく通る場所で。目が合うと、ねこ撫で声で「あん」と鳴いたり、バリエーション豊かな決めポーズを見せてくれます。そのうえ、横を通るたびに肉球でぐいぐいしてくるので、ETCみたいだな…と思いつつ、とくに気に留めていなかったのですが。その日も床に転がっていたネコ。またいる…と思いながらスマホをいじっていたら、父が帰宅。あぶなっ!と言いな...全文を読む

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風呂上がりの一コマ

長編*

2020.09.16 (Wed)

 となりに座った智紀の髪がしっとりと水気をふくんでいた。表情をゆるませて、心地よさそうに伸びをしたとき、ぽたりと肌にしずくがこぼれる。照明を反射してきらっとひかりながら、首筋をすべっていくそれになぜか目がいく。「まだぬれてるよ」「え、ああ、ほんとだ。んーけっこう乾かしたんだけどなあ」一束を指さきでつかむ。思ったより湿っていたらしく、手が濡れて、指先をこすりながら口を尖らせた。秀治はずっと短髪だからわ...全文を読む

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君といる理由

長編*

2020.09.14 (Mon)

 交代で入った風呂からあがり、髪を拭きながらリビングにもどると、秀治が食器をしまっているところだった。「それ、右上の棚にあったよ」「ああそうなんだ、ありがとう。…って、おかえり」「ただいまんもす」皿をもって立ち尽くしていたので、言ってみたのだが正解だったらしい。ここか、と言って元いた場所に皿をもどす。心なしか自信なさそう。自分の家だろ、と思うがおたまとか普段使わないんだろうな。頭上にある棚に、長い腕...全文を読む

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ふたりの食卓 その3(完)

長編*

2020.09.12 (Sat)

 「清水君は料理できるの?」「秀治くんは料理できない、とは言っといたけど」「いらぬことを」「清水はできない、じゃなくて、しないだってさ」「そうなのか。まあこっちに出てきて日も浅いし、たいへんだろうなぁ」自分も方言の問題があったからか、清水には共感しているらしい。しらっと会話を進めるのが腹立たしくて、ツンとした口調になるが、それすら秀治は気にしていない。どころか、からかうような目つきで智紀を見ていた。...全文を読む

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落書き 智紀

落書き

2020.09.11 (Fri)

 久々のジャージ智紀智紀には、手持ち無沙汰のときにジャージについてるファスナーを、↑こうやっていじる癖があるのですが。今、長編でジャージ着てない!描写できない!( ゚Д゚)なんというか、すごく残念です。服いじる癖もつくる気ないかな、智紀。( ゚∀゚)「癖ってつくるもんじゃなくね?」...全文を読む

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ふたりの食卓 その2

長編*

2020.09.10 (Thu)

 とぽぽぽとお茶をそそぐ音の中「…チャラ男?」と今さらになって、反芻する男に今度こそ智紀はやるせない気分になった。やべえ、この人やべえ。会社とかでやってないだろうな。もしやっていて、相手が既婚者だったりしたりしちゃったら、もう泥沼なんじゃないのか。いらぬ心配をする智紀をよそに、飲みものを運び終えた秀治は、ふたたび舞い戻ってくる。え、なんでと口に出す前に秀治が鍋を覗き込んだ。「意外と時間かかるんだな」...全文を読む

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ふたりの食卓 その1

長編*

2020.09.08 (Tue)

 しばらくは立ち直れなかったが、いつまでもしゃがみ込んでいるわけにもいかない。うし!と強く自分に活を入れて──しかし鬱々とした気分は残したまま、リビングにもどると、さすがに着替えを終えた秀治が、ペットボトルの水を嚥下しているところだった。洗濯をまわしただけにしては、遅すぎた智紀の帰りに「なにしてたの?」と、のんきに声をかけてくる。「ああうん、ちょっと……人生について考えてた」「また壮大なテーマを。大丈夫...全文を読む

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この心も洗濯してくれ

長編*

2020.09.06 (Sun)

 本日も律儀な連絡があった数十分後、帰宅を知らせる音がした。飛び起きて、ぱたぱたと駆ける自分の姿は、客観視したらかなり面白いことになっていそうだ。智紀が犬なら、きっと大げさなくらいしっぽを振っている。いつか秀治に「ゴールデンレトリバーに似てる」と言われたことを思い出す。そのときはとっさに言い返したけど、今となっては否定できない。そして、大喜びの自分に気づきもしない秀治。施錠を終えてふりかえり、何気な...全文を読む

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宮センパイ遭遇の変 その7(完)

LINE その②

2020.09.05 (Sat)

 宮センパイ遭遇の変 その7*****これで、要と宮先輩ライン編は完結です。リクエストいただき、ありがとうございました!9月中には、もうひとつの小説のほうを載せられると…いいなと思っています。遅くなったらすみません(;´・ω・)そのときには、本当に本当のふたりの初対面になりますね。皆さんにお目見えするのは初ですが、お話としてはずっと前から、それこそ智紀と秀治よりも早くからいたふたりなので、わたしにとっては懐かし...全文を読む

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宮センパイ遭遇の変 その6

LINE その②

2020.09.03 (Thu)

 宮センパイ遭遇の変 その6...全文を読む

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宮センパイ遭遇の変 その5

LINE その②

2020.09.01 (Tue)

 宮センパイ遭遇の変 その5以下、私信******昨日、久しぶりに家にいた兄に「ほしいラインスタンプがあるから、プレゼントで送って〜」「お兄ちゃんのお金で(*´ω`*)」と、無意識にカツアゲをしてしまって、自分にショックを受けました。今コインなくて、今度チャージしたときに返すから、先にプレゼントで送っておいてって言いたかったの…お兄ちゃん、ごめん。買ってくれるそうです。...全文を読む

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Author:ハルハル
オリジナルのBL作品を載せています。
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